『motomi.m』はチームのブランド

Ⅲ.motomi.m生地の秘密について

もとみ:(今までの話にあったように)FRENCH Bleuさんの『motomi.m』はFRENCH Bleuにしかないオリジナルの『motomi.m』なので他社では作っていません。
生地も、色も、風合い出しもオリジナルです。
シーズンによって変える生地もありますし、良い生地のものは定番的に作成できるようにお二人(浅野DB、石川BY)と話しあいながら決めていきます。

和田:そうなんですね。確かに生地はすごいなと思っていて! (motomi.mのお洋服は)リネンが多いと思うのですが、私自身リネンってガシガシしてて、着ているとチクチクして痒くなる生地だなっていうイメージがあったんですけど、FRENCH Bleuに入社して『motomi.m』さんと出会ってこんなに柔らかいリネンってあるんだと驚いたので、、、。
、、、どうやって作っていらっしゃるんですか?

斉藤:企業秘密!

和田:あ、企業秘密なんですね!!(笑)残念です。

斉藤:負けたらあかんがな!それじゃ取材にならないよ!(笑)

もとみ:やっぱり、手間をすごくかけています。
生地作りの一つ一つの工程に手間をかけていて、元々の生地は和田さんがおっしゃるようにガシガシしているんですけど、リネンって繊細ですけどすごく丈夫だし、夏は涼しくて冬は暖かいっていう素晴らしい生地なので、これを使いたいなと思って。
ガシガシした部分はイロイロと(笑)加工を行って、今のような生地に仕上げています。
でも、私は正直言うと本当に生地のことは知らなくて、どういう加工を行っているのかも知らないです。
言うだけ言ってやってもらっています(笑)
なのでこのブランドは私の周りのスタッフの子達がすごくプロフェッショナルなブランドです!

和田:えーーーーー!?

もとみ:ほんとに、ほんとにみんながすごくプロ!なので私はとても感謝しています。
指示を出すだけでいいものが出来上がってくるので(笑)

和田:頼んだら出来上がるんですか!?

もとみ:そうそうそう!だからチームの力なんです。
自分の名前のブランドだから私がこうして取材を受けて話してますけど、全然私一人の力ではなくて、私はこういうのを作りたいねというストーリーを組み立てるだけで、後は他のプロスタッフ一人一人がやってくれます。
ブランドをはじめてからスタッフ誰一人変わっていません。
誰一人辞めていないですし、私のこのいい加減な指示を受け止めてくれます。

やっぱりみんな服が好きなんです。それだけでみんなここまでやってくれています。

私たちだけの流行を作る

もとみ:昨日も3人(浅野DB、石川BY、和田)がみえるので、このアトリエでぎりぎりの時間までもうちょっとここをこうしようかとサンプルを直していました。
この打ち合わせや取材が明日行われていたら今日も修正作業をしていたと思います。

和田:ここの場所(アトリエ)でやるんですか!?

もとみ:そうですそうです!全員集まって。

斉藤:そうだよ、ランウェイ歩いたんだよ。

石川:へ~、そうなんですね!それは知らなかったです!

もとみ:そうそう、みんなで着て歩いてみて、丈感とか歩きやすさとか、後ろ姿を実際着て歩いてみてチェックをします。
みんなうちのスタッフは身長差も体系の違いも丁度揃っているので、このサイズだったらここまでは着れるねとか確認をしています。
なので着てみてわかることも多くて、昨日まではすごく良かったけど今日は違う。なんてことが沢山あります。
今回も期日が今日までだったのでこの作りで終了しましたが、期日があればまたデザインが変わっていたかもしれません。
そして、今日浅野さんと奈美江さんに着ていただいて、「お客さんはこういうデザインの方が好きだよ」とか「こっちのがかわいいね」という意見を聞いてじゃあ次はこうしよう!と次回のデザインにつなげていきます。
なので常に動いているというか、世の中の流行とはまた違う流れの中ですが。。。

一同:(笑)

もとみ:私たち(もとみさん、浅野DB、石川BY)だけの流行を常に探して作っています。

和田:流行を作る!素敵ですね!!

もとみ:色を決めて、形も決めて、次の『motomi.m』はこれでいこう!ってこの場所(アトリエ)で決めて発信しています。すごく楽しいです。

和田:もう話聞くだけで楽しいです!!

もとみ:あとはそれをお客様に届けていただいています。

5月下旬に行われるmotomi.m FAIRの商談風景