FRENCH Bleuは由緒あるブランドや、数々の機能性を備えたブランドを数多く取り揃えているセレクトショップです。

このFRENCH BleuMAGAZINEではそんな多くのブランドを皆様により深く知ってもらうべく、毎月おススメのブランドをピックアップして、そのブランドの歴史、魅力をご紹介していきます!

第8弾となる今回は少し特別バージョンです。
FRENCH Bleuでも大人気のボーダーカットソー、中でもORCIVALとSAINT JAMESは不動の人気ブランド。
そこで、今回はこのORCIVALとSAINT JAMESを深堀してご紹介致します!
FRENCH Bleuスタッフへのアンケートもご紹介しちゃいますのでお楽しみに。

ORCIVALとは

1936年フランス中部にある小さな村の名前からORCIVALをスタートさせました。
60年代にはフランス海軍でマリンシャツが制服として採用され、由緒あるブランドとして有名に。
原型であるラッセル編みの生地は、糸を非常に沢山使う複雑な構造です。
現在この生地を編むことができるマシンはフランスでも数台しかなく、大量に生産されない状況です。
現在では様々な色や形のバリエーションがあり、ボーダーカットソーだけでなくカジュアルウエアを展開しています。

image by:europeana-TjegK_z-0j8-unsplash

様々なアイテムを展開しているORCIVALですが、昔と変わらずブランドを代表する素材としてCOTTON LOURD(コットンロード)が上げられます。
太番手のオープンエンド(空紡糸)という糸で編まれた生地はとても軽く、厚手で丈夫なことから船乗りたちに長く親しまれてきました。
フランスではこの素材のTシャツをバスクシャツ、またはブレトンシャツと呼び、ORCIVALは1970年代から展開を行っています。
その後、丈夫で独特のシャリ感を持つ生地が人気を博し、海軍が停泊していた港町を中心に広がって行きました。

SAINT JAMESとは

フランス北部ノルマンディー地方にあるSAINT JAMES市で1889年に創設されました。
産業革命後の1800年代半ば、それまでアトリエでの手仕事であった紡績、染糸業を当時のセントジェームス市長であったレオン・ルガレ氏によって工業化したのが始まりです。
地元の漁師や船乗り達の大切な仕事着であるマリン・セーターを生みだし、マリンスポーツウエアやカジュアルウエアをしてさらなる発展を遂げながら、伝統的な手法によるモノ創り精神は変わることなく、受け継がれています。
MADE IN FRANCEにこだわり、100年以上の伝統を守り続け、流行に左右されない不朽のスタイルと高い品質が世界中の人々に愛されています。

Image by: (c) Atelier Robert Doisneau / Contact

SAINT JAMESのバスクシャツを愛用した有名人ご存じですか?たくさんの人々に愛されていますが、パブロ・ピカソのバスクシャツ好きはとくに有名です。
トレードマークのようにバスクシャツを着こなし、セントジェームスのボーダーシャツを一躍有名にしたというエピソードが残っています。

FRENCH Bleuスタッフ10人に聞いたあなたはどっち派!?アンケート

ボーダーシャツといえばで上げられるこの両ブランド。正直違いが分からないという方も多いと思います。
そこで、ボーダー好なFRENCH Bleuスタッフ10人にアンケートを行いました!

FRENCH Bleuスタッフに聞いた結果、なんとSAINT JAMESが圧倒的人気! 7人の方がSAINT JAMES派と答えました。

男性は5人中5人ともSAINT JAMESと答えましたが、女性は5人中2人がSAINT JAMES、後の3人はORCIVALもSAINT JAMESもどちらも好きという回答でした。
なぜこのような結果になったのか、理由を集計してみるとシルエットの違いで選んでいる方が多かったです。

ORCIVALとSAINT JAMES一見違いはなさそうですが、着てみるとその違いがよくわかります。
アンケートの結果を見ると『ボートネック部分の開き具合・シルエット』『エンブレム』『カラー』この3点に注目して上げているスタッフが多かったのでそのポイントを踏まえて比べていきます。
今回は定番のバスクシャツで比べてみました!
(ORCIVALはサイズ:3、SAINT JAMESはサイズ4)

ボートネック部分の開き具合について

まず意見が一番多かったボートネック部分のシルエット。
一見するとあまり変わりは有りませんが、良く見てみるとSAINT JAMESの方が首の開き具合が狭くなっています。

また、SAINT JAMESの方がくいっと上に上がっているような気がします。
肩から首の開き部分までが一番分かりやすかったのですが、ORCIVALがこの2点の距離が短く10.3㎝、SAINT JAMESは2点の距離が12.5㎝と2㎝弱広かったです。
この長さの分、ORCIVALの方が首の開きが大きいと感じるのではないでしょうか。
この若干の首の開きで、体系にあっていると感じる男性が多いようです。
また、首の開きが狭い分中に着るインナーが見えにくいという点で1枚で着ることができ春夏はSAINT JAMESを良く着るなんて声もありました。

逆にORCIVALの首の開き具合の方が体系にあっていて首回りがすっきり見えるので好んできているという意見もあります。
自分自身、冬は中にタートルネックのインナーを着てORCIVALを重ねることがあるのでコーディネートによって変えるというのも良いですね。

エンブレムについて

ORCIVALといえばこのミツバチのついたエンブレムがポイントですよね。
このミツバチマークの意味ご存じでしょうか。
ミツバチの本能的に巣に変える習性と、海軍が無事に帰ってくる事を願う意味がかけられているそうです。
また所説ありますが初の巣の形がオーシバルのラッセル編みの形と似ているからなんていう説も聞いたことがあります。

一方SAINT JAMESは左腕にあるシンプルなロゴタグと

この襟のタグのみというシンプルな作り。このシンプルさが男性にも人気の部分です。
この襟のタグはSAINT JAMES好きの方はご存じの通り、タグの下部分が縫い付けられていないのでくるりんぱしちゃうのがご愛嬌。
わたしも何度他のスタッフや時にはお客様に『出てるよ』と教えてもらったことか。
最近はもうこれはご愛嬌だから気にしないを徹底しておりますが、気になる方は乾かすときに首元のヨレを直して、肩に曲線のあるハンガーで干すのが良いそうです。

カラーについて

毎年期間限定の新色が出てくるのはみなさんご存じですよね。
今年 もORCIVAL、SAINT JAMES共に新色が入荷中です!
この色味、似ているものもありますが、ORCIVALとSAINT JAMESで出ているお色が違うので、ブランド関係なく色に惹かれて買ってしまうという声も多かったです。
オンラインショップでもお取り扱いがあるので紹介させていただきます。
ちなみにバスクシャツはどちらのブランドもお洗濯をすると縮みますので1サイズ大き目がおススメです。

コットンロードフレンチバスクシャツ/¥9,500(税込¥10,450)ORCIVAL
LADIESアイテム購入ははこちら
MENSアイテム購入ははこちら
アイテム購入ははこちら

また最近は大き目のボーダーカットソーをゆったり着るのがトレンドですよね。
そんな今年におススメなアイテムもご紹介致します。

ラッセルボーダーカットソー BIGGER SIZE/¥11,800(税込¥12,980) ORCIVAL

アイテム購入ははこちら
アイテム購入ははこちら

今回どっちが良いかというアンケートをとりましたが、10人中9人はどちらも同じくらい持っているという結果になりました。
どちらのブランドもあわせて平均をとると、両ブランドのカットソーだけで10人の平均は10.1枚!
一番多い方で2つのブランド合わせて27枚所有している方がいらっしゃいました!!! (きっとFRENCH Bleuを好きなお客様なら誰か分るでしょう、、、ヒント:木曽川店にいるIさんです)

是非、みなさんも着比べて自分のシルエットにあうブランドを探したり、コーディネートによって変えながらどっちブランドも着てみて下さいね!

ONLINE SHOP はこちら
FEATURE 一覧に戻る